中国語の資格と活用

中国語の資格や検定の活用法

2017年06月15日 16時17分

今回は、HSK(漢語水平考試)と中国語検定、TECC(中国語コミュニケーション能力検定)の3つの資格、検定をご紹介しました。
このほかにも、中国語に関連した資格や検定がたくさんありますので、何を目的にしているかによって自分に合う試験に積極的に挑戦していきましょう。
それでは次に、中国語の資格や検定を取得したとして、今後一体どのようにこの結果を活用させていけるのか考えてみましょう。
中国語の資格や試験を受けるか迷っている人は、ぜひ以下の内容を参考にしてみてください。
 
「就職活動」に役立てるために中国語の資格や検定を取得する!
なにか目的や目標がないと、どうして中国語学習をするのか分からなくなってしまいますよね。
それは、中国語の資格や検定試験のための勉強も同じで、目標や目的がないとなかなか合格できない、スコアが上がらないということにもなりかねないのです。
中国語の資格や検定は、まず「就職活動」を有利に進める効果があります。
将来は、中国企業への就職や、中国への出張や企業研修が多いような日本国内の企業への就職を希望している人は、
履歴書に記入できるほどの中国語レベルを持っていれば、自身をアピールできる武器になります。
また、中国語を話せるといっても、実際にどれほどの中国語能力を有しているかは相手に伝わりにくいので、
実際に資格や検定を取得することで中国語能力を公的に証明できるようにしておくと効果的です。
 
実務経験に中国語能力をプラスして「転職活動」を有利に進めよう!
一般企業に就職したけれど、やはり中国語を活かした企業への就職を希望している人は、
中国語の検定や資格を取ることで「転職活動」に活かすことができるでしょう。
試験に合格するまでの学習期間やスケジュールを細かく決めて、空き時間を有効活用しながら一歩ずつ中国語能力を高めていくことが大切です。
中国語の基礎をマスターしていて、実用的に中国語が使えるようになることと、そして企業の即戦力になれるビジネス中国語のスキルも必要です。
新卒で就職活動をしていたころは、それほど中国語が重要視されていなかったという人もいるでしょう。
しかし今では、中国市場に進出している日本企業が増えていることから、中国語能力を証明する資格や検定を取得することで、
転職活動を有利に進めることができるのです。
 
スキルアップして「昇格」を目指す!
企業のなかで働いている人は、仕事のスキルアップを目指して中国語学習を始めたという人もいるでしょう。
また、これから中国市場に進出しようと考えている企業としては、社員に中国語能力を身につけてもらうことで
会社全体としてスキルアップを図ろうという姿勢もあります。
中国への出張や、企業訪問、そして中国企業への営業活動も増えてきますので、その流れに伴い中国語の能力が高い人はそれだけで評価が高く、
昇進に活かすことだってできるかもしれません。
                                 
資格取得は中国語を学ぶ目的や目標にできる
資格を取得するということは、なにも仕事の面だけに有効活用できるわけではありません。
よく中国に旅行にいく人や、中国語のドラマや映画をよくみる人にとっては、それがきっかけで中国語を勉強しようと思った人もいるでしょう。
そのようなときに、長期的に中国語学習を続けようとすると、明確な目的や目標がないと途中で挫折しやすくなってしまうのです。
そこで、効果的に働くのが中国語の検定や資格の取得です。
中国語の学習効果が見られないとモチベーションが下がってしまい、少しずつ勉強する時間が少なくなって、いつの間にか全く勉強をしなくなることがあります。このようなことがないように、中国語の検定や資格を利用すれば、今年中に中国語検定の○○級を合格する!TECC(中国語コミュニケーション能力検定)で、
○○点とる!といったように目的や目標を設定することができるのです。
一度取得した資格や検定は、これから中国語学習を続けるための指標にもなります。
ここをクリアできたら、次はさらに上の級を取りたいといったように、中国語学習をすることの意味を見出すことができるのです。